毎朝の髭剃りほど面倒なものはないと、ずっと感じていました。髭の濃い僕にとって、毎日の髭剃りは必須。カミソリを使っていた頃は、肌に負担が大きくて血がにじむこともしばしばありました。「もう少し楽に処理できないか」と思って電動シェーバーを購入しましたが、やはり限界はあり、夕方には青髭が目立って不潔な印象になってしまう。さらに、どれだけ丁寧に剃ったつもりでも剃り残しがあり、毎朝の身だしなみチェックがストレスになっていました。営業職で人と接する機会が多い僕にとって、青髭や剃り残しはどうしても気になるポイント。清潔感を高めたい気持ちもあり、「このストレスから解放されたい」という思いが強くなり、髭脱毛を意識するようになりました。
髭脱毛を始めようと思ったきっかけ
毎朝の髭剃りは本当に苦痛でした。髭が濃いせいで、丁寧に剃ろうとしても肌に負担がかかり、しょっちゅう肌荒れや小さな出血を繰り返していました。肌が荒れるとさらに剃りづらくなり、剃り残しが増えて不潔に見える――そんな悪循環に陥っていたんです。営業職という立場上、髭を生やすことはないので、毎日剃ることは必須。だからこそ「このストレスから解放されたい」という気持ちは日に日に強くなっていきました。 そこで髭剃りを少しでも楽にしようと、高性能なシェーバーを購入しました。確かに以前よりは快適になりましたが、それでも夕方には青髭が目立ち、剃り残しや肌荒れから完全には逃れられませんでした。しかも、こうしたシェーバーや替刃は決して安くなく、長い目で見れば医療脱毛と同じか、むしろそれ以上にコストがかかることにも気づきました。 さらに時間的コストも無視できません。毎朝数分の髭剃りを何十年も続けると考えると、膨大な時間を浪費していることになります。そう考えると「医療脱毛で根本的に解決した方が合理的だ」と思うようになりました。 そしてもうひとつの決定打が「髭が白髪になるとレーザー脱毛が効かなくなる」という事実です。白髪になってから後悔するのは嫌だと思い、「早めに始めた方がいい」と決意しました。
クリニック選びと料金プラン
髭脱毛を始めようと決めたものの、最初に悩んだのは「どこのクリニックにするか」でした。自己処理から解放されたいので医療脱毛一択でしたが、候補にはゴリラクリニック、メンズリゼ、湘南美容外科など有名どころがずらり。どこも効果には定評がありますが、金額は決して安くなく、初めての医療脱毛としては大きな投資になるため、なかなか決断できませんでした。 僕の目標は「ツルツルになるまで髭をなくすこと」。完全に髭剃りから解放されることがゴールでした。ただ、経験談をいくつも調べるうちに、僕のように髭が濃く範囲も広いタイプは、5回や10回程度ではツルツルになるのは難しいとわかりました。そうなると「回数をどこまで増やせるか」が大きなポイントになります。 最終的に選んだのは「ドクターコバ」でした。決め手はその料金システムです。5回で99,000円という価格で、鼻下・あご・もみあげ・頬・首まで広範囲をカバーしてくれる点にまず惹かれました。そして最大の魅力は、6回目以降がずっと1回1,100円で施術できること。僕のように濃い髭を持つ人間にとって、回数無制限に近い形で通える安心感は非常に大きいと感じました。コストを抑えながら納得いくまで通えるシステムこそ、僕が求めていた条件にぴったりだったのです。
初回カウンセリング〜施術の流れ
ネットから簡単に予約をして、いよいよカウンセリングへ。僕が選んだドクターコバは皮膚科に併設されているクリニックだったので、医療機関としての安心感があり、初めての僕でも不安なく足を運べました。受付を済ませると、女性スタッフに案内されて個室でカウンセリングがスタート。最初に僕の希望や目標を聞かれたので、「ツルツルを目指したい」と正直に伝えました。 そのうえで髭脱毛の基本的な仕組みや注意点、料金プランについて丁寧に説明を受けました。僕の場合、髭が濃く範囲も広いため、完全にツルツルを目指すなら20回前後は必要になるとのこと。最初は「そんなにかかるのか…」と思いましたが、ここで魅力的だったのがドクターコバ独自のシステム。5回コース終了後は、6回目以降がずっと1回1,100円で施術できるというものです。しかもこの仕組みには期間制限がなく、何年経っても同じ条件で通えるのは大きな安心材料でした。 正直、安さだけを売りにしているのかと少し不安に思っていましたが、スタッフの説明を聞いて納得。むしろ「客側が満足いくまで通える=効果を出さなければクリニック側のリスクになる」という仕組みなので、きちんと結果を出すことに力を入れているのだと感じました。実際、スタッフ自身も「この制度があるからこそ安心しておすすめできるんです」と話していて、信頼感が増しました。 説明が終わると医師による簡単な診察へ。肌の状態や体調に問題がないかを確認し、無事に契約へ進むことができました。初めての医療脱毛で緊張していましたが、プランのわかりやすさとクリニックの信頼感のおかげで、迷いなくスタートを切ることができました。
施術時の痛みと効果(1回目〜3回目あたり)
初回の施術と痛み
最初の3回は本当に痛かったです。麻酔もありましたが、僕はYouTubeやブログで事前に調べて「お金をかけずに耐えよう、大丈夫だ」と意気込んで麻酔なしで挑戦しました。施術前に髭剃りを済ませ、クリニックへ。 施術ベッドに横になり、目にアイマスクを装着。看護師さんに顔へマーカーで範囲を書かれながら「ここからここまで照射します」と説明を受け、自分の思っていた通りの範囲(鼻下・口周り・頬・首)に印がついたので安心しました。 テスト照射からスタート。バチン!と大きな音がして、焦げたような匂いが広がります。これが想像以上に痛い。出力は5段階中3で進めることになりました。レーザーは1ショットずつ打ち込むタイプで、「ではいきますねー」とリズムよくバチン、バチンと連続で打たれていきます。顎、鼻下、口周り、頬、首…どこも激痛。特に皮膚が薄い鼻下や髭の濃い顎周りは涙が出るほどでした。「これ全部で何発くらいですか?」と弱気に聞いたら「300ショット前後です」と言われ、心が折れそうに…。実際の施術時間は5〜10分程度ですが、痛みの連続で拷問のように長く感じました。 照射後は氷で冷却。赤みがかなり出るので、ここで大事なのが マスク必須。帰るときに顔全体が真っ赤になっているので、人目を気にせず帰宅するためにもマスクは絶対に持っていった方が安心です。 その後、2日ほどで一時的に髭が濃く・太くなります。髭剃りしても深剃りできず、むしろ「髭が濃くなった?」と感じるほど。この期間は肌荒れも起きやすいので、大事な予定や人前に立つプレゼン直前には避けた方が無難です。ただ1〜2週間経つと、ポロポロと毛が抜け落ち始め、少しずつ薄くなっていくのを実感。ツルツルではないものの「確実に効果がある」とわかり、痛みを我慢した甲斐があると感じました。
2回目以降で痛みがどう変わったか
初回の施術を終えてから14日ほどで髭がポロポロ抜け落ち、感動したのも束の間、1ヶ月後にはほぼ元通りの濃さに戻ってしまいました。2回目、3回目も状況は大きく変わらず、とにかく「痛み」との戦い。レーザーは髭に反応するので濃い部分ほど強烈に痛く、当時はまだ髭全体が濃かったため、施術範囲すべてが激痛ポイント。顎も首も頬も例外なくバチンと強烈に響き、毎回涙を流しながら耐えるしかありませんでした。この「最初の3回」は本当に地獄のようで、正直ここで挫折する人が多いのも納得です。 ただ、5回目を超えたあたりから少し変化が現れます。もちろん痛みがなくなるわけではありませんが、「前ほどはマシかも」と思える瞬間が出てきました。毛量が減り、範囲も狭まったことでレーザーの反応が弱まり、痛みが分散されてきたのです。実際に頬や顎下、首周りの髭が薄くなり、生えてくる毛も細く、生えるスピードもゆっくりに。ここで初めて「確実に効いている」という実感を持てました。 さらに回数を重ねるごとに「痛みの感じ方」にも大きな変化がありました。最初の3回は全範囲が均等に痛くて地獄でしたが、10回目前後になると髭が薄くなった部分はほとんど痛みを感じなくなります。たとえば毎回強烈なのは口周りですが、その後に照射する頬はすでに髭が少なく「ここは痛くないから休憩ポイント」と我慢のリズムをつくれるようになったのです。痛い部分とそうでない部分がはっきりしてきたことで、精神的にかなり楽になりました。 8回目くらいからは頬の青髭や首がスッキリ。出張時にシェーバーを忘れても、ホテル備え付けの安いカミソリで血を出さずに剃れたのには本当に驚きました。今は18回を終えましたが、口周りだけはまだ涙が出るほど痛いです。ただ、最初の3回の「全範囲地獄の痛み」と比べれば雲泥の差。今では「次はどこで休憩できるか」を考えながら耐えられるようになり、続けるモチベーションにもつながっています。
実際に感じたメリット
髭脱毛を始めて一番実感しているのは、毎朝の準備がとにかく楽になったことです。以前は朝剃っても夕方には青髭が目立ち、不潔に見えるのがストレスでした。しかし脱毛を続けるうちに生えるスピードが遅くなり、朝剃った状態が夜までしっかりキープできるようになりました。 また、頬の青髭がなくなったことで清潔感がぐっと増しました。特に30代以降の男性は青髭があるだけで老けて見えたり、不潔な印象を与えがちですが、それがなくなったのは本当に大きな変化です。首まで生えていた髭も減り、顔まわり全体がすっきりした印象になりました。 さらに、髭剃りのストレスも大幅に軽減。範囲や毛量が減ったことで剃り残しがなくなり、シェーバーでも簡単に処理できるように。肌を無理にこすらなくなった分、出血や肌荒れも減って、実際に肌の調子が良くなったのを感じます。毛穴が引き締まって肌がきれいに見えるという効果もありました。 まだ脱毛は継続中ですが、それでも「やってよかった」と強く感じています。毎朝の時間短縮と清潔感アップ、この2つのメリットだけでも投資する価値は十分あると実感しています。
やってみて分かったデメリット
髭脱毛で一番ネックになるのは「痛み」です。特に髭が濃い口周りや顎はレーザーの反応が強く、涙が出るほどの激痛を感じます。麻酔を使うこともできますが、追加料金がかかるため、コストを抑えたい人は覚悟して挑む必要があります。 次に、料金面の負担です。プランによっては数十万円単位になることもあり、決して安い投資ではありません。さらに、施術後すぐにツルツルになるわけではなく、最初の1週間ほどは逆に髭が濃く見える「泥棒ヒゲ期」があり、人によってはかなり気になる期間です。大事な予定の直前に施術を入れるのは避けた方が安心です。 通院の手間もあります。最初は1.5ヶ月ごとに施術できますが、回数を重ねると毛の生えるスピードが遅くなるため、間隔が2ヶ月以上空くようになります。ツルツルを目指すなら20回以上かかるケースも多く、完了までに3年ほど必要になることもあります。さらに、レーザーは黒い毛に反応するため、白髪になると効果がなくなる点も注意が必要です。 このように、時間・痛み・費用の面で負担はありますが、それを踏まえても「早く始めるほど効果を実感できるし、長期的には大きなメリットがある」と感じています。
まとめ
髭脱毛を実際に始めてみて強く感じたのは、「毎朝のストレスから解放される快適さは想像以上」ということです。確かに痛みや料金、通院の手間といったデメリットはありますが、それを補って余りあるメリットがありました。青髭が目立たなくなり、清潔感がぐっと上がるだけでなく、肌荒れや出血が減って肌そのものの調子も改善。さらに、毎日の髭剃りにかける時間が大幅に短縮され、朝の準備が楽になりました。 特に僕のように髭が濃い人ほど「やってよかった」と感じやすいと思います。最初の数回は本当に痛みとの戦いですが、それを乗り越えると確実に効果を実感でき、続けるモチベーションにもつながります。将来的に白髪になると脱毛できなくなることを考えると、早めにスタートするのが正解です。清潔感を高めたい方や、髭剃りから本気で解放されたい方には、髭脱毛は間違いなく投資する価値があると断言できます。

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